世界の宗教事情

あなたにとって宗教とは何でしょうか?

おそらくマイナスイメージのものでしょう?

しかし、世界ではそうではありません。

 

 

 

キリスト教

 

 

 

キリスト教といえば、歴史の授業で習った人も多いのではないでしょうか?

キリスト教では、全知全能の神が無からすべてを創ったと考えられていて、

この世に存在するものすべては神が創ったと思われています!

キリスト教では、全能の父としての神があるように神の独り子であるイエスキリストと

精霊を神として崇めています!

キリスト教の神は父と子と精霊を三つの位格をもつ一つの神です。

これを三位一体と言います。

これがキリスト教の基本的な教義です。

エスキリストは愛を唱えました。

神に対する愛、隣人愛です。

これは神はすべてを創ったのでリスペクトは当然だとゆうことと、自分の周りの人に無償の愛を捧げるという考え方です。

両方を一体にし、どちらかがかけてもいけないと説いています。

キリスト教は主に三つの派があります。

バチカン市国に総本山を構えているのがカトリックです。

教会の地位が高く、教皇をトップとしたピラミッド型の組織ができあがっています!

聖職者には婚姻は認められていません…

映画で教会で祈るシーンをよく見る人がいると思いますが、これがカトリックです。

 

 

 

 

二つ目はプロテスタント、抗うものという意味があります。

世俗権力と結びついたカトリックに抗議するために生まれました。

ルターが指導者として宗教改革が行われた後、

ローマ教皇庁から分かれた宗派です。

プロテスタントはおのおのが聖書を読むべきだと主張しました。

神と人との仲介としてイエスキリストのみを認め、

教皇の存在を認めませんでした。

カトリックは休みの日になれば教会に行きますが、プロテスタントは違います。

今の世の中はほとんどがプロテスタントだと言われています!

 

 

 

最後が正教会です。

東欧、中近東を中心に広がった世界最古のキリスト教はです。

カトリックと違い、三位一体のうち精霊が子であるイエスキリストからも発するとも認めておらず、父なる神からのみ発するとみなしているため、

カトリックとの分裂の原因にもなりました。

カトリックと同じように神父がいて、聖職者の縦割り社会が出来ています。

 

 

 

イスラム

 

 

 

キリスト教の次にメジャーなのが、イスラム教です。

キリスト教と同じように唯一神を信仰しています。

違いは何かというと、神が何かという部分が宗教が違うのです。

イスラム教では、アッラーです。

キリスト教ではゴッドと言われていますが、イスラム教ではアラビア語アッラーです。

その昔、洞窟で瞑想していたムハンマドに神が言葉を授けたのをきっかけに起こった教えです。

 イスラム教で基本的な教えと言えば、五行六信です。

五行とはムスリムイスラム教徒)の義務です。

1.アッラーのみが神と宣言すること

2.1日5回お祈りをすること   1日聖地メッカの方向に巡礼

3.収入の一部を恵まれない人に寄付すること   貧者に対し、施しをする。 昔、宗教税で物品に応じて税率が細かかった。

4.一年に一ヶ月断食をすること   イスラム暦の9月(ラマダーン)夜明けから日没まで飲食禁止

5.できるだけガアバに祈りに行く  一生に一度は聖地メッカへの巡礼をする

 

 

 

六信とはムスリムが信じるべきものです。

1.アッラー  アッラーからのすべての啓示・経典を信じる、 コーランが差しゴの経典と信じる。

2.天使   天使の命令で行うことを信じる

3.クルアーンアラビア語アッラーのお告げ集)

4.来世   復活の日、死後の生命を信じる

5.運命   アッラーの定め(天命)を信じる

 

上記が五行六信です。

ルールが厳しいのがイスラム教の特徴です。

 

 

 

 

アルコールと豚肉の禁止

 

 

 

有名な規律として知られているのは、アルコールと豚肉の禁止です。

アルコールは神の存在を忘れないために禁止、

豚はイスラム教では悪魔の生物と言われていて汚れているものの象徴なので、禁止です。

服装にも厳しくて、女性は肌を家族以外のものに見せてはいけないとクアルーんに記載されています!

 

 

イスラム教の宗派

 

 

 

イスラム教にも宗派があります。

スンナ派シーア派です。

スンナが90%、シーアが10%の割合を占めています。

シーア派はイランやイラクを中心としているのに対し、

スンニ派はそれ以外の中東地域です。

では両派の違いは何なのでしょうか?

ムハンマドの死後の後継者争いによって両者分かれることになります。

最初はムハンマドに血縁関係のない人が後継者に選ばれました。

しかし、4代目の後継者を選ぶ際、

ムハンマドの3代目の息子とムハンマドに血縁関係がある人物の間で対立が起こりました。

結果、ムハンマドの血縁者が4代目として後を継ぐことになりますが、両者は対立することになります。

シーア派ムハンマドの血縁者こそ後継者にふさわしいと考えるのに対し、

スンニ派ムハンマドがどのような生活を送っていたかを重要視しています。

ムハンマドがどのような生活を送っていたかはハーディスというムハンマドの言行をまとめています。

イスラム教の経典はコーランですが、スンニ派はハーディスがコーランに次ぐ教えの一つとして考えられています!

 

 

 

 

イスラム教とテロ

 

 

 

宗派の対立はやがてイラン、イラク戦争あるいはシリアの内戦を起こしています。

対立の原因はシーア派です。

イスラム教徒の大半はスンニ派ですが、イスラム圏の国はシーア派がほとんどを統治しています!

シーア派は虐げられ、貧困層となることが多いのです。

イラン革命の後、イランはシーア派が統治することになりました!

するとほかのイスラム圏の国々は他の国でも革命が起こるのではと心配します…

シーア派反政府運動を起こし、団結し現状を打開しようとします。

テロを行う大半は、スンニ派です。

スンニ派が悪いわけでなく、一部の人です。

経典の異常な解釈によってです。

イスラム国を主張する団体は元々アルカイダという集団の一部でした。

しかし、過激さ故アルカイダから破門になります。

 

 

 

 

ヒンドゥー教

 

 

 

ヒンドゥー教とは、バラモン教という宗教からカースト制度聖典を引き継いだ土着の神々や崇拝形式を吸収し形成された宗教です。

カースト制度が受け入れられず、インド以外ではあまり受け入れられていません。

インドの伝統宗教民族宗教と言えます!

ヒンドゥー教の主な特徴は、キリスト教イスラム教のように始祖や経典がありません。

神様の数が多い宗教です。

中でもブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァを三大神として信仰しています。

ブラフマーが世界を創造し、その世界をヴィシュヌが繁栄させ維持し、シヴァが間違った方向に進めば破壊します。

三大神による創造、維持、破壊によって世界がサイクルしていると考えられています。

 

 

 

 

ブラフマーとは?

 

 

 

この世の全てを作ったとされる創造の神。
4つの顔を持ち、それぞれの顔は四方を向いています。
形而上および現実に存在する全てに対して、実存する為の縁起を与えています。
神であれ、人であれ、実存しているものは全てがブラフマーの力に依存しているのです。
神すらブラフマー無くしては存在し得ないという、ものすごい力の神様ですが・・・
三大神の中でブラフマーだけ人気がありません(笑)
「宇宙の根本原理」「神学的哲学の根源」という抽象的な存在のため、レリーフや絵画やブラフマーを祀った寺院はとても少ないです。
宗派も三大神の中でブラフマー派はないんです。

 

 

 

 

ヴィシュヌとは?

 

 

 

世界の維持・繁栄を司る神様。
世界を三歩で踏破する自由闊歩の神とされ、世界の果てまで届く太陽光線の神格化です。
ヴィシュヌは化身(アバターラ)として人間世界に生まれ変わり、人々を救済すると信じられています。
ヒンドゥー教ではクリシュナや、インドの叙事詩の主人公のラーマ、釈迦も数ある化身の一つです。
化身にはヴィシュヌ神としての自我は無く、それぞれの自我を持ちます。
ヒンドゥー教では釈迦は釈迦でも本当は釈迦ではなく、ヴィシュヌ神の化身という考え方です。
シヴァに並びヒンドゥー教では非常に人気が高い神様です。

 

 

 

シヴァとは?

 

 

 

世界を破壊する神。
両目の間には第三の目が開いており、彼が怒る時には激しい炎が出て、全てを焼き尽くします。
青黒い肌に虎の毛皮身につけ、短い腰巻を纏った苦行者(サドゥー)の姿をしています。
シヴァはヨガ・瞑想・芸術の守護神でもあります。
荒れ狂う様なダンスを踊っている絵画や、静かに瞑想をしている偶像などがとても多いのが特徴です。
壁画や絵画などではシヴァは青い肌で描かれていますが、シヴァの肌は黒色。
なぜ青色で描かれているのかというと、黒はヒンドゥー教では不浄の色とされているからです。
神様を描くには相応しくないため、シヴァの肌色は青で表現されています。

 シヴァは牡牛のナンディンに乗っています。
シヴァの乗り物である牛を、ヒンドゥー教では神聖な生き物として崇拝しています。

ヒンドゥー教の宗派

 

 

 

ヒンドゥー教にも宗派があり、シヴァ系とヴィシュヌ系のふたつです。

ヴィシュヌ派は、ヴィシュヌ神とその化身(アバターラ)を最高神として崇拝しています。
化身であるクリシュナやラーマなどの物語・叙事詩を通じて、人間のあるべき道を問い、理想的な社会を追求するといった規範的な宗教観が軸になっています。
苦行や道徳の説法より、社会的地位に従った世俗の義務を重要視しています。
そのため上流階級に受け入れられやすいもののようで、ヴィシュヌ派は上流階級の人が多いです。
あの有名なガンジーもヴィシュヌ派に属しています。

シヴァ派は、シヴァを最高神とした信仰のグループです。
苦行・呪術・祭礼・踊り等を特色とし、ヴィシュヌ派とは反対に下層階級の人が多い宗派です。
ヒンドゥー教の宗派は、シヴァかヴィシュヌのどちらを最高神として崇めているかという違いであり、お互いの存在を否定・排除することはありません。
そのため宗派間での宗教的な争いは起こらないのです。

 

 

 

カースト制度とは?

 

 

 

カースト制度とはヒンドゥー教の前身、バラモン教から引き継がれた身分制度です。

アーリヤ人がインドに移住してきた際に、征服層が3つのヴァルナを作り、先住民を下位のヴァルナとしたことがその成り立ちです。
作られた当初はかなり支配的な意味で作られた制度ですね。

ちなみに今の中学生の教科書にはカースト制度ではなく、ヴァルナ制度と載っています。
カースト制度と習った方は、ぜひヴァルナと覚え直してください。

 現在のヴァルナ制度は4つの身分+αで分けられています。
上から、
バラモン(司祭)
クシャトリヤ(王族・武士)
ヴァイシャ(一般市民)
シュードラ(奴隷)←ここまでがヴァルナ制度の身分
アチュート(不可触民)←ヴァルナ制度の枠組みに入っていない。人間以下とされる
です。

ヴァルナは親から子へ世襲されるもので、生まれた後に努力や善行などで身分を変えることはできません。
現在の人生で徳を積むと、生まれ変わった時により高いヴァルナに上がることができるとされています。

 

 

 

ヒンドゥー教の聖地

 

 

 

 

ヒンドゥー教の聖地は、多くがガンジスの源流域にあります。
ガンジス源流域にある寺院の中でも、聖地として有名なのは以下四つの寺院です。
第一の聖地 ヤムノートリー
第二の聖地 ガンゴトリ
第三の聖地 ケダルナート
第四の聖地 バドリナート
この四つの聖地は、ヒンドゥー教徒が死ぬまでに行きたい聖地としてとても有名です。
外国人にも有名で人気があり、この四つの聖地をめぐるツアーも存在します。
しかしヒンドゥー教徒にとっては、もっと特別な意味を持つ聖地があります。

インドのバラナシが、ヒンドゥー教徒にとって最も特別な聖地です。
聖なるガンジス川へ沐浴(もくよく)するためにインド各地から巡礼者が訪れます。
先ほどの四つの聖地は「死ぬまでに行きたい聖地」でしたが、バラナシは「死ぬための聖地・死んでからの聖地」と言えます。
ヒンドゥー教では、命を終えると輪廻転成すると考えられています。
その輪廻転成には大変な苦痛が伴い、人は永遠に続く輪廻転成に耐えなければなりません。
バラナシのガンジス川付近で死んだ者は、輪廻転成の苦しみから解き放たれる(解脱できる)と考えられています。
そのため、バラナシには毎日インド各地から遺体が運ばれてきます。
遺体だけでなく死期の近い人が死を待つために滞在する施設すらあるほどです。

 

 

 

ヒンドゥー教における輪廻とは?

 

 

 

ヒンドゥー教では輪廻を教義の根幹としており、信心と業(カルマ)によって次の輪廻(来世)の宿命が定まるとされています。
具体的には、カースト(身分)(ヴァルナ)の位階が定まることです。
生き物は、行為を超越する段階(解脱)に達しないかぎり、永遠に生まれ変わり、来世は前世の業(行為(カルマ))によって決定されます。
これが、因果応報の法則(善因楽果・悪因苦果・自業自得)として考えられています。

 

 

 

ヒンドゥー教の食事制限

 

 

 

ヒンドゥー教と言えばベジタリアンが多いのが特徴です!

理由は食べれないものが多いからです。

ヒンドゥー教の食事で有名なのが牛に対するタブーです。
なぜ牛がタブーなのかというと、シヴァがナンディという牝牛に乗っているからです。
牛は神様の乗り物なので、ヒンドゥー教では「神聖視」されています。
そのため牛肉を食べる事や殺す事は禁じられています。
また牛肉そのものだけでなく、出汁や脂肪が入っている加工品も避けます。
ブイヨン
ゼラチン
肉エキス
バター
ラード
これらが入っている料理もNGです。

聖地の項で触れましたが、ヒンドゥー教では輪廻転成の考えが教義の根底にあります。
生き物は「先祖の生まれ変わりの可能性がある」ため基本的に食べません。
ただ、鶏や羊・ヤギはインドカレーのお店でもメニューがあるように、現地でも食べられています。
ヒンドゥー教徒は外食をあまりしないそうなので、外国人向けのお店なのかもしれませんが・・・
上位層の人々は厳格に戒律を守っている人が多く、ベジタリアンが多いようです。

ここまで読んで、
「野菜もダメなんてじゃあ何を食べているの?」
と何でも食べる日本人の我々は不思議に思ってしまいますよね。
ダメな野菜は五葷(ごくん)と呼ばれる5種類の野菜だけ。
ニンニク、ニラ、ラッキョウ、玉ねぎ、アサツキなどのニオイの強い野菜は食べることを禁じられています。
これらの野菜は興奮剤の一種とされ、平常心での修行を妨げる物とされています。

非常に食事に関しての戒律が厳しいことは十分わかりましたよね。
でも食材以外の、食事に関する色々なことがさらに戒律で決められています。

 

 

 

1.ヴァルナが違う人とは一緒に食べない
2.基本的にスプーンなどは使わず手(右手)で食べる
3.左手は不浄の手であるため、食事には絶対使わない
4.人が口をつけたものは穢れがあるので食べない

 5.誰が作ったかわからないものは食べない(外食はあまりしない)
食事の戒律を考えただけでも、「ヒンドゥー教は他地域に(特に日本では)広まらないだろうな・・・」と思ってしまいますね。

 

 

 

以上の宗教が世界三大宗教と言われる宗教です。

以上でおわかりのように世界では宗教は人間の考えの基盤として考えられています。

宗教が違うことで結婚できないこともあるのです!

そして日本人は宗教を持たないからテロで狙われるのです。

 確かに日本の宗教はいかがわしいですが…